ウォーターサーバーの企業様より、新規集客のための広告クリエイティブをご依頼いただきました。
ご要望
・新規顧客獲得
担当範囲
●市場・競合リサーチ
●ターゲット選定
●訴求軸提案・キャッチコピー考案
●デザイン
リサーチから見えてきたターゲットのインサイト
インサイトとは、顧客自身が明確に言語化できていない「無意識の本音や感情」を指します。
競合他社のリサーチを行うと、その多くが「赤ちゃんを育てるママ」をメインターゲットにした広告を展開していました。
出産直後からはじまる赤ちゃんのミルクは昼夜問わず必要で、
その都度お湯を沸かし適温に冷ます必要があります。
産後すぐの時期、赤ちゃんのミルク作りは昼夜を問わず発生し、その都度お湯を沸かして適温まで冷ます作業には多くの手間と時間がかかります。
そのため、「サッと適温のお湯が出るウォーターサーバーがあれば、調乳が圧倒的に時短になる」という機能的価値を訴求したバナーが目立ちました。
でもターゲットであるママが欲しいものは、
「作業が時短になること」だけでしょうか?
母乳育児とは異なり、ミルク育児の大きな特徴は「ママ以外(パパ)でも赤ちゃんに授乳できること」にあります。

リサーチを進めると、多くのママが本当に求めているのは、
単に「お湯を沸かす手間を減らすこと」だけではありませんでした。
「夫(パパ)にも自分と同じように育児に関わってほしい」
「夜泣きや授乳の大変さも、赤ちゃんの成長の愛おしさも、
孤独に抱え込まずに2人で分かち合いたい」
という強い願い(インサイト)が心の奥底にありました。
(知恵袋やSNSでも、「赤ちゃんが夜泣きしても旦那が起きない」という不満が見受けられました)
しかし、ミルク作りは「お湯を沸かす」「適温に冷ます」といった工程が多く、
普段育児に慣れていないパパにとっては少しハードルが高く感じられてしまいがちです。
その結果、「結局ママがやったほうが早い」とワンオペ化してしまうケースも少なくありません。
そこで今回のクリエイティブでは、単なる「時短」「便利」という機能訴求にとどまらず、
「パパが自然と育児に参加しやすくなる道具」という文脈でアプローチしました。
コピー・デザインのポイント
フックとなるメインコピーの工夫
広告でありがちな「ママ向け」の呼びかけではなく、あえて「パパ」を登場させることで、タイムライン上で目を留めてもらう強いフック(引っかかり)を作りました。
共感を呼ぶビジュアル選定
パパが赤ちゃんを愛おしそうに見つめながらミルクをあげている様子をメインに配置。「こういう家族・育児の形でありたい」というママの理想の情景を視覚化しました。
ハードルを下げる利用シーンの提示
「ワンアクションで適温のお湯が出る」様子を視覚的に伝えることで、パパへのミルク作りの心理的ハードルを一気に下げる構成にしています。
トーン&マナーの設計
安心感と温かみを伝えるため、パステルカラーをベースに、可読性の高いやわらかな丸ゴシックフォントで全体のトンマナを統一しました。
バナー1枚を制作するのに時間がかからないと思われがちですが、
デザインに入るまでの工程も広告クリエイティブにおいては非常に重要な工程です。
デザインのみの制作だけでなくご要望に応じて、
ターゲット・訴求軸からコピー・デザインまで対応可能です。
お気軽にご相談ください。
2024年制作

